伊達公子さん②

 

伊達さんのお話の続き…

印象に残ったお話をいくつか…

 

今の日本テニス界では

ジュニア選手の期間は技術的には世界でも上位に位置する子が

けっこういるとのこと…

 

ところがプロになる年代まで来た時に、世界で戦うには

技術だけでなくメンタリティーの強さがどうしても必要で

その両方兼ね備えた選手がグンと減って来るとのことでした

 

とてもわかる気がする(笑)…

 

現在は錦織圭選手が第一人者…

大坂なおみ選手も2019年には全豪オープンで優勝し

世界ランキング1位になりながらも…

その後はメンタル面で苦労することも多いようで…

伊達さんの言葉がそのまま物語っている気がします…

 

ご自身も1995年に世界ランキング4位にまで上がりながら

翌年の1996年に世界ランキング8位にいて引退…

 

その時のことを振り返りながら…

「世界4位まできて、周囲からは当然1位を求められましたが…

世界のトップにいる選手たちは世界NO1を取るためだったら

ホントにどんな手段も選ばない…」

 

「自分はテニスプレーヤーの前にひとりの人間として、

一人の女性としての伊達公子がいて…

世界トップを狙う周りの人のような心理状態にはなれなくて引退した」

とのお話でした…

 

当時の世界トップ選手と言えば…

ナブラチロワ、ヒンギス、グラフ、サンチェスあたりだったと思うが…

やはり欧米の選手のメンタリティーは日本人からすると全く異質なんだろう…

 

ただその話を聞いて自分は(何故か)ホッとした…

「世界4位にいて何故頑張れなかったのだろう?」という想いは

全く微塵にも湧いてこない…

 

むしろその引退の後、当時はテニスラケットを部屋の見えない場所にしまって

一般人の生活を11年続けられた後、再度現役に復帰されたプロセスにとても

素晴らしさ、共感をメチャ感じた次第です👍

 

「結果だけ追い求め、周囲からもそれを期待されていた当時を思うと、

心はちっとも満たされていなかった」とも…

 

やはり壮絶なプレッシャーの中で戦いで、他人から見える

栄光も本人には必ずしもとうは感じられないものなのでしょう

 

「ただやはり自分がまだ若かったのかも知れません…」とも(笑)

 

 

当時から約30年弱経過した今

野球界、サッカー界を始め、世界トップレベルで戦う選手もたくさん出ています

 

特に大谷翔平選手など、壮絶なプレッシャーの中で

常に穏やかな笑顔を失わず、メジャーリーグでトップレベルを走りつづける

 

技術とメンタルの両方を兼ね備えた「凄い日本人」も出てきたものだと…

頼もしく思う次第です

 

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